平和を希求して
「慰安婦」被害者の尊厳回復へのあゆみ

著者
尹貞玉(ユンジョンオク)【著】、鈴木裕子【編・解説】
定価
2,860円(本体2,600円)
体裁
四六判並製、320頁
ISBNコード
978-4-7684-7905-6
発売日
2003年8月
在庫
僅少

内容紹介

「慰安婦」被害者の尊厳回復と平和を求め続けた十余年の軌跡
連れていかれたまま帰ってこない韓国「挺身隊」の女性たちがいた。尹貞玉(ユンジョンオク)さんは、その女性たちの調査を一九八〇年に始め、その後韓国挺身隊問題対策協議会を発足(一九九〇年)させるなど被害女性の尊厳回復のための活動の発端をつくった。今も世界を飛びまわる尹さんの、被害女性の尊厳回復と平和を求めつづけた十数年にわたる日本での講演と発言等をまとめた初の単著。

著者略歴

〔*略歴は本書刊行時のものです〕
【著】尹貞玉(ユン ジョンオク)
1925年生まれ。元梨花女子大学校教授。80年に訪日、日本軍「慰安婦」踏査を開始。88年、済州島での国際セミナー「女性と観光文化」で挺身隊踏査報告。90年1月『ハンギョレ新聞』に「挺身隊(怨念の足跡)取材記」を発表、反響をおこす。同年11月結成の韓国挺身隊問題対策協議会(挺対協)の会長、のち共同代表となり、2001年2月まで務める。同年7月から03年6月まで挺対協併設の「戦争と女性人権センター」理事長在任。
【編・解説】鈴木裕子(すずき ゆうこ)
1949年生まれ。女性史研究家。著書に『フェミニズムと戦争』(マルジュ社)、『従軍慰安婦・内鮮結婚』(未来社)、『水平線をめざす女たち』(ドメス出版)、『フェミニズムと朝鮮』(明石書店)、『天皇制・「慰安婦」・フェミニズム』(インパクト出版会)等。

目次

第一部 挺身隊/「慰安婦」取材記
第二部 日本の人々に訴える ——韓国挺身隊問題対策協議会の結成
第三部 「国民基金」との闘い
第四部 「女性国際戦犯法廷」の実現とその後

書評/紹介情報

『東京新聞』2003年10月19日「読書面」新刊紹介
『赤旗』2003年10月13日「読書」:「帰らぬ同棲題の女性思うたたかい」(評:池内靖子 立命館大学教授)
『情況』2003年11月号「書評」:「〈わたしたち〉は何を問われているのか」(評:金友子 立命館大学博士課程)
『週刊新社会』2003年9月16日「本の紹介」コーナ