反・哲学入門

著者
高橋哲哉
定価
1,870円(本体1,700円)
体裁
四六判並製、232頁
ISBNコード
978-4-7684-7910-0
発売日
2004年7月
ジャンル
在庫
有り

内容紹介

人間と社会についての思考を展開する〈市民〉のための哲学入門
哲学者とは何をする人か、日本人とは誰のことか、学校とはどういう場所か、赦されない悪はあるか、正義の戦争はあるか、戦争をしない国家は可能か、など、現代哲学の第一人者が日本と世界の諸問題について率直に語る。

著者略歴

高橋 哲哉(たかはし てつや)
 1956年生まれ。東京大学名誉教授。専攻は哲学。
 主な著書に『逆光のロゴス──現代哲学のコンテクスト』『証言のポリティクス』(未来社)、『記憶のエチカ──戦争・哲学・アウシュヴィッツ』『歴史/修正主義』(岩波書店)、『デリダ──脱構築』、『戦後責任論』(講談社)、『「心」と戦争』(晶文社)、『〈物語〉の廃墟から──高橋哲哉対話・時評集』(影書房)、『教育と国家』(講談社現代新書)、『靖国問題』(ちくま新書)、など。

目次

なぜ『反・哲学入門』なのか
第1講「哲学者とは何をする人か」
第2講「ヨーロッパ的理性は普遍的か」
第3講「他者I 共約不可能なもの」
第4講「他者II 他者の顔」
第5講「言葉を語るということ」
第6講「日本人とは誰のことか」
第7講「学校とはどういう場所か」
第8講「市民社会に開かれた大学」
第9講「世俗化の時代の宗教」
第10講「死者を悼むということ」
第11講「幽霊の声を聞く」
第12講「赦しがたい悪に直面して」
第13講「正義の戦争はあるか」
第14講「戦争をしない国家は可能か」
第15講「民主主義の未来形」