哲学のモンダイ
内容紹介
正解を出すことよりも、問題を見つけだし、答えの決まっていない問題について考えるのが哲学。第Ⅰ部「哲学の基本モンダイ」では、心身問題、他我問題など代表的な哲学の基本問題について紹介するとともに、マンガや映画など、親しみやすい題材を用いて「哲学的に考える」ことの面白さを伝える。第Ⅱ部「哲学の応用モンダイ」では、他者との関係・差別・植民地問題など、倫理・社会・政治にかかわる問いを展開する。
マンガ、SF小説、映画などを例に、思考実験の面白さを伝える哲学入門。
マンガ、SF小説、映画などを例に、思考実験の面白さを伝える哲学入門。
著者略歴
永野 潤(ながの じゅん)
1965年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。フェリス女学院大学等で非常勤講師。専攻は哲学。
著書に『図解雑学サルトル』(ナツメ社)、『図説 あらすじでわかる! サルトルの知恵』(青春出版社)。主な論文に「断崖に立つサルトル──自由と狂気についての素描」(日本現象学会『現象学年報』第11号)、「違和としての身体──岡崎京子とサルトル」(金井淑子・細谷実編『身体のエシックス/ポリティクス』ナカニシヤ出版)、「サルトルと女とアンドロイド──両義性のモラルへ/意識・身体・自己欺瞞」(金井淑子編『岩波講座 応用倫理 性/愛』岩波書店)、「サルトル──自分に逆らって考える」(伊藤直樹・斎藤元紀・増田靖彦共編著『ヨーロッパ現代哲学への招待』梓出版社)など。
1965年生まれ。東京都立大学大学院人文科学研究科哲学専攻博士課程単位取得退学。フェリス女学院大学等で非常勤講師。専攻は哲学。
著書に『図解雑学サルトル』(ナツメ社)、『図説 あらすじでわかる! サルトルの知恵』(青春出版社)。主な論文に「断崖に立つサルトル──自由と狂気についての素描」(日本現象学会『現象学年報』第11号)、「違和としての身体──岡崎京子とサルトル」(金井淑子・細谷実編『身体のエシックス/ポリティクス』ナカニシヤ出版)、「サルトルと女とアンドロイド──両義性のモラルへ/意識・身体・自己欺瞞」(金井淑子編『岩波講座 応用倫理 性/愛』岩波書店)、「サルトル──自分に逆らって考える」(伊藤直樹・斎藤元紀・増田靖彦共編著『ヨーロッパ現代哲学への招待』梓出版社)など。
目次
第Ⅰ部 哲学の基本モンダイ
1 日常というモンダイ/2 外界というモンダイ/3 私というモンダイ/4 身体というモンダイ/5 同一性というモンダイ/6 他人というモンダイ/7 関係というモンダイ/8 演技というモンダイ
第Ⅱ部 哲学の応用モンダイ
1 怪物としての他者──鉄腕アトムと大森荘蔵
2 違和としての身体──岡崎京子とサルトル
3 反転するまなざし──吸血鬼とファノン
1 日常というモンダイ/2 外界というモンダイ/3 私というモンダイ/4 身体というモンダイ/5 同一性というモンダイ/6 他人というモンダイ/7 関係というモンダイ/8 演技というモンダイ
第Ⅱ部 哲学の応用モンダイ
1 怪物としての他者──鉄腕アトムと大森荘蔵
2 違和としての身体──岡崎京子とサルトル
3 反転するまなざし──吸血鬼とファノン
書評/紹介情報
『出版ニュース』2011年6月下旬号 Book Guideにて紹介