学習院女子大学グローバルスタディーズ④
日本近代再考

著者
時安邦治【編】、マイク・フェザーストン/ヴォルフガング・シュヴェントカー/玉利智子/木村絵里子【著】
定価
2,860円(本体2,600円)
体裁
A5判並製、160頁
ISBNコード
978-4-7684-7980-3
発売日
2020年3月
在庫
有り

内容紹介

西欧以外で最も早く近代化を開始した社会の一つである日本。近代以降の人文・社会科学の成果をふまえ、これまであまり注目されてこなかった諸事実に基づいて日本の近代という時代を多面的に捉え直し、その意義を考える。

著者略歴

【編者】時安邦治(ときやす くにはる)
学習院女子大学国際文化交流学部教授。専門は、現代社会論、社会思想。
共編著に、『葛藤するシティズンシップ』、『変容するシティズンシップ』(木前利秋ほか編著、白澤社)。論文に「成員資格・労働・消費」、金野純編著『調和的秩序形成の課題 講座東アジア共同体論』御茶の水書房。「科学知のシナリオ化」、西山哲郎編『科学化する日常の社会学』世界思想社。翻訳に、マイク・フェザーストン『ほつれゆく文化』法政大学出版局(西山哲郎と共訳)など。

目次

序──日本の近代を再考するために(時安邦治)
第1章 近代を問うこと,文化を問題化すること(M・フェザーストン)
第2章 近代のアンビバレンス(W・シュヴェントカー)
──エミール・レーデラーと桑田熊蔵の日本研究1910-1940
第3章 20世紀初期における日本の近代化と消費文化(玉利智子)
──三越百貨店の発展史を通して
第4章 〈外見〉の発見と日本近代(木村絵里子)
──「美人」の写真を「見る」ことの社会的様式に着目して