事実婚と夫婦別姓の社会学

著者
阪井 裕一郎
定価
1,980円(本体1,800円)
体裁
四六判並製、192頁
ISBNコード
978-4-7684-7986-5
発売日
2021年5月
在庫
品切れ(重版予定なし)

内容紹介

日本では法律婚での同姓が定められているため、別姓を望む場合は「事実婚」にならざるを得ない。
本書では事実婚と夫婦別姓をめぐるこれまでの議論の枠組を分析し、「姓」の歴史や子どもの姓の問題、リベラルvs.保守などの二項対立議論の問題点を明らかにする。さらに、事実婚当事者へのインタビューを通して家族規範や「結婚」制度の問題を浮き彫りにすることで、価値の多様性に家族のありかたを拓く「夫婦別姓」入門書。

※本書については、2021年11月4日「『事実婚と夫婦別姓の社会学』についてのお詫びとお知らせ」(下記「書評/紹介情報」欄)を御覧下さい。
※なお、本書は2022年1月現在、改訂新版刊行に向けて作業中です。

著者略歴

1981年、愛知県生まれ。福岡県立大学人間社会学部専任講師。慶應義塾大学大学院社会学研究科後期博士課程単位取得退学。博士(社会学)。専門は家族社会学。
主な著書に、『社会学と社会システム』(共著、ミネルヴァ書房)、『入門家族社会学』(共著、新泉社)、『境界を生きるシングルたち』(共著、人文書院)など。翻訳書に、エリザベス・ブレイク著『最小の結婚』(共訳、白澤社)。論文に、「家族の民主化」『社会学評論』249号、「明治期『媒酌結婚』の制度化過程」『ソシオロジ』166号など。

目次

第1章 「事実婚」問題の歴史的変遷
第2章 「夫婦別姓」を語る視座──対立軸を整理する
第3章 多様な事実婚のすがた──事例紹介
第4章 事実婚カップルにとって「結婚」とは何か──結婚をめぐる差異化と同一化
終 章 家族の多様化を考える──家族概念の再考へ

書評/紹介情報

【お詫びとお知らせ】(2021年11月4日UP)
『事実婚と夫婦別姓の社会学』の本文の一部に著作権上問題のある箇所があることが明らかになったため、小社は2021年10月に同書を絶版とし販売を停止いたしました。

問題の詳細は以下のとおりです。
本書「第3章 多様な事実婚のすがた──事例紹介」は、松木洋人・阪井裕一郎・本多真隆『〈調査研究報告書〉法律婚をこえた共同性とケアの実践─事実婚と同棲の事例からみる家族の現在─』(第一生命財団、2014年5月(非売品))としてまとめられた報告書中のインタビュー調査による事例を、若干の加筆・訂正を加えまとめたものでした。そのうち、同章「4 高橋さん」、「5 山本さん」、「6 伊藤さん・渡辺さん」の事例については、元となった当事者へのインタビューは序章に記している通り、著者と本多真隆氏の二名が行なったものでしたが、執筆については4と6の事例は本多真隆氏、5の事例は松木洋人氏によるものでした。しかし、本章にこれらの出典および執筆者が明記されておらず、執筆者の了解を得ていないものであることが、刊行後にいただいた松木氏によるご指摘により明らかになりました。(本件の指摘を受けて以降、小社では本書の出庫・販売を停止しております。)
ご執筆の松木洋人氏、本多真隆氏には、大変ご迷惑をおかけいたしましたことを深くお詫び申し上げます。
また、ご購読者ならびに、ご迷惑をおかけした関係者各位にお詫び申し上げます。