続・元町医者の人生哲学
学び・医療・環境と世の中のこと

著者
乾 達・乾律子
定価
2,200円(本体2,000円)
体裁
A5判並製、304頁
ISBNコード
978-4-7684-7989-6
発売日
2022年1月
ジャンル
在庫
有り

内容紹介

元・町医者・乾達先生が、40年以上開業医として多くの患者さんに接してきた経験をふまえ、現代の世相を憂い未来の社会を築く人々へのメッセージを綴った月刊の個人紙「あしたへ」の2017年9月号から2021年8月号までの4年分をまとめた。『元町医者の人生哲学』(2017年刊)の続巻。
その時々の政治・経済・環境問題、生涯を通じて「学ぶ」ということ、医療はいかにあるべきか、喫緊の課題となっている地球温暖化問題、反戦平和、新型コロナについて、元・町医者先生がときには世の中の不正に憤り、ときには人生を振り返るエッセイの数々。律子先生による東京での二人暮らしを温かい眼差しで綴ったエッセイも収録。

著者略歴

■乾 達(いぬい すすむ)
1935年生れ。日本医科大学卒業後、東京医科歯科大学、長野県佐久総合病院、青梅市立病院を経て、1970年静岡の父の診療所を継ぐ。診療所での仕事のほか、清水地域医療研究会や地域訓練事業(リハビリ教室)の普及にも努める。1987年から精神障害者の生活支援にかかわり、2000年に「NPO法人精神障害者生活支援よもぎ会」を設立、精神障害者の地域生活支援の活動を続ける。2012年3月に診療から引退し、東京へ転居。開業医時代の院内紙「いのち」に続き、2012年4月からは個人紙「あしたへ」を毎月発行し続けている。
■乾 律子(いぬい りつこ)
1939年生れ。1962年、日本医科大学在籍中に乾達と結婚。1966年、長野県佐久総合病院にてインターン修了し、医師免許取得。1970年に夫と共に乾医院へ。6人の子どもたちを育てながら、乾医院で診療にも携わる。2012年3月に夫とともに診療から引退し、東京へ転居。「あしたへ」2号(2012/5)から「私の出会った人々」、37号(2015/4)から本書収録の「二人暮らし」のエッセイを執筆。

目次

第一部 あしたへ──現代への警鐘(乾 達)
第二部 学び・医療・環境と世の中のこと(乾 達)
 一 何をどのように学んできたか
 二 医療について
 三 人類の危機、環境問題
 四 未来のために──反戦平和と世の中のこと
第三部 二人暮らし(乾 律子)