シティズンシップの教育思想
内容紹介
〈市民(シティズン)〉のあり方を思考する「シティズンシップ」をキー概念として、プラトン、ソクラテスから現代までの教育思想史を読み直し、混迷する教育改革議論に哲学のメスを入れる。教育学の最前線で行なわれている議論をわかりやすく紹介。国民教育からあたらしい公教育の思想へ、〈市民〉への教育を構想する教育学入門。
著者略歴
小玉重夫(こだま しげお)〔*略歴は11刷刊行時のものです〕
1960年生まれ。東京大学法学部卒。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。慶應義塾大学、お茶の水女子大学を経て、現在、東京大学大学院教育学研究科教授。博士(教育学)。
著書に『教育改革と公共性 ボウルズ=ギンタスからハンナ・アレントへ』(東京大学出版会)、『教育学をつかむ』(木村元・船橋一男との共著、有斐閣)、『学力幻想』(ちくま新書)、『岩波講座 教育 変革への展望 第1巻 教育の再定義』(共編著、岩波書店)、『難民と市民の間で——ハンナ・アレント『人間の条件』を読み直す』(現代書館)、『教育政治学を拓く——18歳選挙権の時代を見すえて』(勁草書房)、など。
1960年生まれ。東京大学法学部卒。東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。慶應義塾大学、お茶の水女子大学を経て、現在、東京大学大学院教育学研究科教授。博士(教育学)。
著書に『教育改革と公共性 ボウルズ=ギンタスからハンナ・アレントへ』(東京大学出版会)、『教育学をつかむ』(木村元・船橋一男との共著、有斐閣)、『学力幻想』(ちくま新書)、『岩波講座 教育 変革への展望 第1巻 教育の再定義』(共編著、岩波書店)、『難民と市民の間で——ハンナ・アレント『人間の条件』を読み直す』(現代書館)、『教育政治学を拓く——18歳選挙権の時代を見すえて』(勁草書房)、など。
目次
プロローグ いま、なぜシティズンシップか
第1講 教師に哲学は必要か
第2講 プラトンの絶望と「総合的な学習の時間」
第3講 ソクラテス的センス
第4講 啓蒙的理性と教師像
第5講 シニシズムという問題
第6講 啓蒙の別の顔
第7講 ルソーと近代教育
第8講 国民教育と市民
第9講 近代的個人の形成と再編
第10講 マルクス主義の逆襲
第11講 児童の世紀とユートピア主義
第12講 過去と未来の間に立つ
エピローグ シティズンシップの再政治化へむけて
第1講 教師に哲学は必要か
第2講 プラトンの絶望と「総合的な学習の時間」
第3講 ソクラテス的センス
第4講 啓蒙的理性と教師像
第5講 シニシズムという問題
第6講 啓蒙の別の顔
第7講 ルソーと近代教育
第8講 国民教育と市民
第9講 近代的個人の形成と再編
第10講 マルクス主義の逆襲
第11講 児童の世紀とユートピア主義
第12講 過去と未来の間に立つ
エピローグ シティズンシップの再政治化へむけて
書評/紹介情報
『朝日新聞』2004年1月4日(読書面)「異質な「他者」との関係を築くために」(評:苅谷剛彦 東京大学教授)
『論座』2004年2月号「Book」コーナー:「教育改革論議に哲学からアプローチ/何のために教育をするのか」(評:宇井純 沖縄大学名誉教授)
『月刊 学校教育相談』2004年2月号(ほんの森出版)
『週刊 金曜日』2004年1月30日:「教育改革論議に哲学の雌を入れる」(評:ジャーナリスト 天野一哉)
『教育新聞」2004年3月29日「政治的判断力を養う」(評:ジャーナリスト 天野一哉)
『論座』2004年2月号「Book」コーナー:「教育改革論議に哲学からアプローチ/何のために教育をするのか」(評:宇井純 沖縄大学名誉教授)
『月刊 学校教育相談』2004年2月号(ほんの森出版)
『週刊 金曜日』2004年1月30日:「教育改革論議に哲学の雌を入れる」(評:ジャーナリスト 天野一哉)
『教育新聞」2004年3月29日「政治的判断力を養う」(評:ジャーナリスト 天野一哉)