反・教育入門[改訂版]
教育課程のアンラーン

著者
子安 潤
定価
2,090円(本体1,900円)
体裁
四六判並製、192頁
ISBNコード
978-4-7684-7930-8
発売日
2009年4月(初版2006年12月)
ジャンル
在庫
僅少

内容紹介

反学力、反統制、反癒し…、通説を反転させる教育入門
学校は何を教えるべきか。国定カリキュラムとしての学習指導要領のかかえる諸問題を考察し、国民的教養から市民的教養へという観点から、学びを活動的でクリティカルなものに改革していくための教育課程編成の手法を具体的に示す。

著者略歴

子安 潤(こやす じゅん)〔*本書刊行時の略歴です〕
 国立大学法人愛知教育大学教授。専攻は教育課程・教育方法学。
 主な著書・共著書に、『国語授業の改革 6』(学文社)、『ジェンダー/セクシュアリティの教育を創る』『授業づくりで変える高校の教室 1 社会』(明石書店)、『学校と教室のポリティクス』『学級崩壊 かわる教師かえる教室 第3巻 小学校中学年』『共同でつくる総合学習の理論』(フォーラム・A)、『「学び」の学校』(ミネルヴァ書房)、『2008年版学習指導要領を読む視点』(共著、白澤社)など。

目次

第1章 教育内容の決め方
    制度としての学習指導要領/学習指導要領と教育内容の政治/
    国民的教養から市民的教養へ
第2章 反学力論
    虚構の学力/学力は低下したのか/全国学力テストと教師管理
第3章 学校の教育課程づくり
    教育課程と単元構想づくり/教育実践から創る生きること死ぬことの教育/
    内容研究から創る無力感から希望を育てる平和の学習/九条を学ぶ方法への具体化
第4章 教育方法の再創造
    階層化される教育方法/反統制主義と反癒しの授業/授業のアンラーン

書評/紹介情報

〈初版〉
『出版ニュース』2007.03下旬号Book Guideコーナーで紹介
『歴史地理教育』2007.05号(歴史教育者協議会 編集・発行)(評:東京都葛飾区青戸中学校 扶川聡)
『生活指導研究』第24号(エイデル研究所、2007年10月)「書評」(評:千葉大学 片岡洋子)