10月18日に、『私的判決論』の著者・中島光孝弁護士と大椿ゆうこさん(前参議院議員)とのトークイベントが、大阪の書店、隆祥館書店で開催されます。
非正規労働者の差別待遇の是正を求めた訴訟の代理人として携わった中島弁護士と、非正規労働者当事者だった大椿さんが「働くあなたが大切にされるために」と題して語り合います。
大阪の隆祥館書店のホール、もしくはリモートでも参加できます。
お申込みは隆祥館書店HPから:https://ryushokanbook.com
11月29日(土)、紀伊國屋書店札幌本店にて「人々の権利の実現をめざして」と題して、『私的判決論』の著者・中島光孝弁護士と、札幌の若手弁護士・池田賢太さんとのトークイベントが開催されます。
中島弁護士は、非正規格差、労働組合弾圧、政教分離などの訴訟に携わってこられ、現在は札幌を拠点に弁護士活動をしておられます。出版記念トークイベントでは、同じく札幌で活躍中の池田賢太弁護士とともに「人々の権利の実現をめざして」と題して、これまで取り組んでこられた活動や本に書ききれなかったことなどを縦横に語ります。
会場:Sapporo55ビル・インナーガーデン
時間:14:00〜16:00(開場13:40)
入場無料・直接会場へお越し下さい
https://store.kinokuniya.co.jp/event/1759370394/
池田 緑著『ポジショナリティ入門──個人間に現れる集団の権力を読み解く』が発売されました。
そのつもりはなくても「それは差別だ」と言われたことはありませんか。個々人は、それぞれが属する集団間に存在する権力関係に強く結びついており、属する集団の権力関係を抜きに、社会の不平等や抑圧を理解することはできません。
不平等や格差、差別や抑圧等を考える際に重要となるポジショナリティという概念について、主にジェンダーと「沖縄と日本」の議論を取り上げ、わかりやすく解説する入門書です
中島光孝著『私的判決論──人々の権利の実現をめざして』が発売されました。
弁護士として30年以上、非正規格差、労働組合弾圧、政教分離などの訴訟に携わってきた著者が、代理人となった訴訟のうち、13の判決を取り上げ、自身の体験も交えながら、判決に至る過程や関与した人々の苦闘や思想に迫ります。
第一部は最高裁で弁論期日が開かれた労働格差是正への判例法理を形成するハマキョウレックス事件や、政教分離にかかわる空知太神社事件最高裁判決、水俣病訴訟。第二部は、花岡中国人強制連行、台湾靖国訴訟、小泉靖国訴訟など戦争にまつわる事件など。第三部は、労働組合をめぐる判決などを取り上げます。
髙木 元・植 朗子・渡辺 豪・広坂朋信 著『〈江戸怪談を読む〉吉原の怪談』が発売されました。
蔦屋重三郎が、江戸吉原で板元・耕書堂を始めて間もないころ出板した読本『〈青楼奇事〉烟花清談(えんかせいだん)』から怪異趣味の強い話を精選して抄録。あわせて、根岸鎮衛『耳嚢』、太田南畝『半日閑話』等の江戸随筆から吉原遊女にまつわる怪談を紹介。その他、コラムではアニメにもなった『鬼滅の刃〈遊郭編〉』から遊郭の鬼・堕姫についてと、全国500箇所もの遊廓跡を取材した著者による遊廓の怪談についての考察を収録。
『烟花清談』を書いたのは、高橋克実演じる駿河屋市右衛門。NHK大河ドラマ「べらぼう」のお供に、いかがでしょうか。
御好評をいただいております『よい教育とはなにか──倫理・政治・民主主義』(ガート・ビースタ 著、藤井啓之・玉木博章 訳)の六刷が出来ました。
国際的な学力調査の結果には高い関心が寄せられるが、こうした成果主義が「よい教育」に結びついていないことを明らかにし、「よい教育とはなにか」と問うことの重要性を訴えます。教育を考えるのに欠かせない一冊です。電子書籍も好評発売中。